オリジナルTシャツづくりの最後のハードル
せっかく素敵なデザインでオリジナルTシャツを作って「すごくいいTシャツが出来た!」と喜んでいたとしても、その先に意外な落とし穴がある可能性があります。それがTシャツをしっかりと乾かすことです。
たとえば遠足が「家に帰るまでが遠足だ」と言われるのと同様、手づくりのTシャツづくりは「しっかりとTシャツが自然乾燥で乾くまで」がTシャツづくりです。
そのためTシャツづくりの最後の最後、しっかりと乾かすことが非常に大事になってきます。つまり、ここで失敗してしまうと、全てがやり直しになる可能性もあります。
素敵に出来上がったTシャツをしっかりと乾かすには、どういった点により注意をしておけばいいのか見ていきましょう。
洗濯機などで洗濯する前にしっかりと乾かすことが大事

そもそもの話になりますが、自分たちで作ったオリジナルTシャツを実際に着るタイミングって、出来たそばからいきなりそのまま着るわけではなく、一度洗濯をしてから着ることがほとんどだと思います。
そのため、オリジナルTシャツ制作後、Tシャツにしっかりインクを定着させるための乾燥が重要になります。そこでまずオリジナルTシャツを作った直後に行うことが、写真のようにアイロンだったりドライヤーを使って、その場で一回ある程度目に見える範囲でインクを乾かしておくことが必要です。
48時間の自然乾燥でインクを定着させる
Tシャツを作ったあと、いったんその場でアイロンやドライヤーで乾かしたあとは、様子を見ながら適宜乾かしつつ、よりインクをTシャツに定着するために、自然乾燥が必要になってきます。その際少なくとも48時間はTシャツを自然乾燥させるために置いておくことが必要です。
もしTシャツを自然乾燥していた時間が、48時間よりも短い時間で、Tシャツの洗濯を行ったとします。そこでもし乾燥時間が足りず、Tシャツにインクがしっかりと定着していなかったときは、最悪の場合は、Tシャツづくりをはじめからやり直さないといけない可能性もありえます。
そのため、シルクスクリーンを使用してオリジナルTシャツを作る場合は、必ずインクをしっかり定着させるため、しっかりと48時間以上の自然乾燥を行ってください。
Tシャツづくりの工程として、最後にしっかり48時間以上自然乾燥を行ったあと、洗濯機などで洗濯していただければ、晴れてご自身で作った手づくりのオリジナルTシャツを着ていただくことが出来ます。
今回のオリジナルTシャツづくりで使用する水溶性インクは、48時間しっかりと自然乾燥して、ちゃんとTシャツにインクが定着していれば、何度洗濯を行ったとしても溶けて色落ちするようなことはありません。安心してご使用いただけると思います。
アイロンやドライヤーを使って乾燥したから終わりではなく、しっかりと48時間以上の自然乾燥をすることも、今回のシルクスクリーンを利用したオリジナルTシャツづくりでは重要となります。